ブラウザの変更点チェックはしなくなっていたので先程気づきましたが、
当サービスのブログエディターではHTML5及びHTML5.1の<menuitem>により編集領域上で右クリック(スマホでは長押し等)によりコンテキストメニューが出る場合に拡張して独自項目を追加していましたが、
この機能はFirefox以外のすべてのブラウザで実装されずにHTML5.2にて削除されていました。
そのためFirefox以外のブラウザに対応するために非対応ブラウザにおいては<menuitem>を使わずにコンテキストメニュー風の独自UIを出力していましたが、Firefoxでもブラウザ標準のコンテキストメニューが出ずにコンテキストメニュー風の独自UIが出るようになっていました。
この変更ですが、Firefox 85にて<menuitem>が無効化されていました。(現在のFirefox最新版は86です。)
残念ですが、HTMLの機能に代替手段が存在しませんので標準のコンテキストメニューは出せません。
元々組み込んでいた対応ブラウザと非対応ブラウザの判別処理によりFirefox 85以降は適切に非対応ブラウザとして処理されるようになっていましたので、こちらでの変更は行いません。
今後バージョン84以前のFirefoxのサポートはできなくなりました。
なお、コンテキストメニューの独自項目にアンドゥ・リドゥがありますが、これは内部実装の機能なのでブラウザ標準のアンドゥ・リドゥとは動作が違う可能性があります。
<menuitem>による実装ではコンテキストメニューにブラウザ標準のアンドゥ・リドゥも存在しましたが表示できなくなりました。
キーボードでCtrl+ZまたはCtrl+Shift+Zを押した場合も捕捉しているため内部実装の機能となります。
ブラウザメニューバー等他の方法でアンドゥ・リドゥを行った場合はブラウザ標準の機能になります。
独自実装の機能はすべてコンテキストメニュー風の独自UIでも表示されるのでブログエディターの機能自体は変わりませんが、
ブラウザ標準のUIではなくなるため外観の問題と、検索や翻訳といったブラウザの機能をブログエディター上のコンテキストメニューから利用することができなくなりました。